この講で学習すること
・利息なしの割賦購入(分割払い)
・利息ありの割賦購入
・手形を使った割賦購入

利息なしの割賦購入(分割払い)

【設例】
商品運搬用の小型トラック1台@¥1,200,000を買い入れ、代金のうち半額は小切手を振り出して支払い、残額は翌月から6か月の分割払いとした。

【仕訳】
(借)車両運搬具 1,200,000
/(貸)当座預金 600,000
/(貸)未 払 金 600,000

3級で出題される、利息が絡まない分割払い(後払い)の仕訳です。

では、利息が絡む割賦購入の場合は?

利息ありの割賦購入

【設例】
(1)X9年4月1日に、商品運搬用の小型トラック1台@¥1,200,000を割賦契約で購入し、代金は当月から6か月に渡り月末に¥210,000ずつ均等払いすることとした。
(2)X9年4月30日に、第1回目の支払いとして、¥210,000を小切手を振り出して支払った。

【仕訳】
(1)
(借)車両運搬具 1,200,000
(借)前払費用    60,000
/(貸)未 払 金 1,260,000
(2)
(借)未 払 金 210,000
(借)支払利息  10,000
/(貸)当座預金 210,000
/(貸)前払費用  10,000

【合格直結の考え方】
(1)
購入したトラックは120万円なのに、支払うべき義務「未払金」は126万。
この6万の差額は、利息分です。
しかし、利息は時の経過とともに発生するので、それまでは前払費用としておくわけです。

(2)
そして実際の支払日。
ここで、利息も発生したと考え、前払費用から支払利息に振り替えます。

手形を使った割賦購入

【設例】
(1)X9年4月1日に、商品運搬用の小型トラック1台@¥1,200,000を割賦契約で購入し、代金は毎月末に支払期限の到来する額面¥250,000の約束手形5枚を振り出して交付した。
(2)X9年4月30日に、上記約束手形のうち支払期日の到来したものが当座預金口座より引き落とされた。

【仕訳】
(1)
(借)車両運搬具 1,200,000
(借)前払費用    50,000
/(貸)営業外支払手形 1,250,000

(2)
(借)営業外支払手形 250,000
(借)支 払 利 息  10,000
/(貸)当 座 預 金 250,000
/(貸)前 払 費 用  10,000

商品売買代金ではない対象(有形固定資産の買い入れ)に使用する手形なので、通常の支払手形ではなく、営業外支払手形勘定を使います。

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